Artist’s concept of the atmospheric collapse of Jupiter’s volcanic moon Io, which is eclipsed by Jupiter for two hours of each day (1.7 Earth days). The resulting temperature drop freezes sulfur dioxide gas, causing the atmosphere to “deflate,” as seen in the shadowed area on the left.
Credits: SwRI/Andrew Blanchard
木星の火山活動の盛んな衛星イオの大気が、木星の1日(地球時間では1.7日)の間、2時間だけ木星の食に入っていることで、大変な影響を受けていることを表したイラストです。木星の食により急激な温度低下が生じ、左側の影になっている部分に見られるように、二酸化硫黄ガスが凍りついて大気が「しぼむ」ような状態になります。
訳者注
最初にお断りしておきますが、このNASAの記事は、木星探査機ジュノーのチームのものではありません。
NASAの太陽系を中心に研究しているチームが、「地球物理学会誌」に2016年8月2日掲載した内容です。
ちなみに、この画像はイメージのイラストであり、実写ではありません。
また、今回のジュノーの観測と、この衛星イオの研究についての関連についても、記事でも触れられていません。
[NASAオリジナルページ]New Research Reveals Fluctuating Atmosphere of Jupiter’s Volcanic Moon
記事の和訳
長文のため、全文和訳は後日掲載します。
観測自体は、ハワイにある8メートルのジェミニ望遠鏡を使用しているようです。
木星の衛星イオは、太陽系の中でも、もっとも火山活動が盛んな天体で、木星と周囲の惑星からの品力の影響を受けて地殻変動が起きているとのことです。
記事では、二酸化硫黄ガスをイオ上空300マイル(480キロ)にまで噴き上げ、大規模な玄武岩質の溶岩を、数百マイルも流していると伝えています。
木星に最接近しているジュノーの観測機器で、衛星イオを調査する計画はないのでしょうか?